暗号資産取引所「EUNEX1.0とEUNEX2.0」が統合され、EUNEXが新しくなっています。
今回は新しくなったEUNEXにおいてGRC Tokenを現金化する方法「GRC Token定量イベント」について解説をまとめました。
詳細は以下の通り。
目次
- 1 GRC Token現金化【2020年3月時点】
- 1.1 前置き
- 1.2 イメージ図
- 1.3 【手順1】EUNEXアカウント準備
- 1.4 【手順2】MfcClub「EXCHANGE GRC Token」
- 1.5 【手順3】定量イベント申請用のGRC TokenとCHA3 Tokenを準備
- 1.6 【手順4】定量イベントの申請
- 1.7 【手順5】承認後の定量イベント専用の画面確認方法「GRC DASHBOARD」
- 1.8 【手順6】NGRC Token取引方法
- 1.9 【手順7】ロックから解放されたNGRC TokenをUSDTに取引する方法
- 1.10 【手順8】USDTでBTCを購入する方法
- 1.11 【手順9】EUNEXのBTCを日本の暗号資産取引所(bitbank)に送金する方法
- 1.12 【手順10】日本の暗号資産取引所(bitbank)でBTCを日本円に取引する方法
- 2 まとめ
GRC Token現金化【2020年3月時点】
前置き
2020年2月にMfcClubの公式通知より多くのユーザーは、MfcClubのGRCを暗号資産GRC TokenとしてEUNEXに移行しています。
現状、EUNEXにGRC Tokenは正式上場をしていません。
そのため、EUNEXに移行されたGRC Tokenを現金化するためには「GRC定量イベント」に参加申請を行い、承認された場合において現金化するための作業に進むことができます。
本記事の最後にはメリット、デメリットについて記載しています。
イメージ図

上記イメージ図の通り、必要な準備と作業は以下の通り。
- EUNEXアカウントの準備(従来でいうEUNEX1.0のアカウント)かつFundsパスワード、Google2段階認証、本人確認(パスポート承認)を済ませていること
- MfcClubのGRCをEUNEXに移行(MfcClubのEXCHANG GRC Tokenを実行)
- GRC TokenとCHA3 Tokenを準備し、定量イベントの申請を行う
- EUNEXでGRC定量イベントを申請し、承認されることを確認すること
- EUNEXでNGRC Tokenの取引ボリュームを増やす
- NGRC Tokenの取引ボリュームに応じてロックされたGRC TokenがNGRC Tokenとしてロックが解放される
- NGRCをUSDTに取引し、USDTをBTCに取引する
- EUNEXのBTCを日本の暗号資産取引所に送金する
- 日本の暗号資産取引所でBTCを日本円にして出金を行う
*今後は公式通知や状況によって変化する可能性があります。
定期的にMfcClubとEUNEXの公式通知を確認しましょう。
【手順1】EUNEXアカウント準備
以下、関連記事を参考に。
EUNEX1.0の解説記事となりますが、基本的な操作は新しくなったEUNEXも同じです。
【手順2】MfcClub「EXCHANGE GRC Token」
MfcClubのGRCをEUNEXに移行する方法を以下、記事にて解説しています。
移行は任意となります。
【手順3】定量イベント申請用のGRC TokenとCHA3 Tokenを準備
手順2で移行したGRCはEUNEXに反映されます。
反映される期間は数週間で反映されるのが目安となります。
ただし、アカウントによっては反映されるまで1ヶ月の時間がかかったケースもあるそうです。
定期的にログインを行いながら確認をしてください。
- 【補足】GRC Token定量イベントに参加する際の手数料として、CHA3という暗号資産が必要になります。CHA3はUSDTから取引(購入:BUY)ですることができます。
CHA3 TokenはUSDTから必要な数量を取引することになります。
USDTからCHA3 Tokenの取引方法は以下、記事をご参考に。
また、USDTやBTC(ビットコイン)などの暗号資産を全く保有していない場合は以下記事をご参考にお願いします。
以下はGRC TokenとCHA3 Tokenの保管状況(My ASSETS)を確認するための解説です。





【手順4】定量イベントの申請




- 【注意】定量イベントの申請は現状、1回のみしか申請できないため、申請する際は各パッケージ慎重に選ぶこと。
【手順5】承認後の定量イベント専用の画面確認方法「GRC DASHBOARD」
定量イベントを申請し、承認された場合は専用の管理画面「GRC DASHBOARD」で状況確認ができます。
解説は以下の通り。





【手順6】NGRC Token取引方法
定量イベントを申請し、ロックされたGRC TokenをNGRC Tokenとして解放するためには、NGRC Tokenの取引ボリュームを増やさなければなりません。
解説は以下の通り。
NGRC Token購入方法











NGRC Token販売方法








- 更新マークでもクリックしても、更新されない場合は一度ログアウトして再度ログインして同じ作業を実行してください。


参考用「開放されるNGRCの目安表」

- 1GRC=0.2679USDTを条件とした場合の試算となります
- 1USDT=1ドル相当(2020年3月13日時点:1ドル=106円)、相場は常に変動します。また、新型コロナウイルスによる影響で相場が大きく変動する場合があります。
- 取引手数料は計算に含まれていません。
- NGRCは12時間毎に0.0001USDT上昇します(2020年3月13日時点)。
- あくまで目安としてご参考まで。
参考用「USDT相場確認」
以下の通り、USDTの相場を常に反映されるツールを以下の通り組み込んでます。
- JPY(日本円)
例「10,000GRC Tokenを解放することを目的とした場合」
- 「1日に5,000USDT相当のGRC Tokenを購入=約57NGRC Tokenが開放」
を例とした場合、10,000GRCが開放される必要な日数は以下の通りとなります。
- 57NGRC Token✕30日=1710NGRC Token(1ヶ月)
- 10,000GRC Token/1710NGRC Token=5.8ヶ月(約6ヶ月)
上記のことから10,000GRC Tokenを開放するために毎日5,000USDT相当の取引を行うと、約6ヶ月の時間を要することが計算できます。
【手順7】ロックから解放されたNGRC TokenをUSDTに取引する方法
ロックから解放されたNGRC Tokenの数量は翌日に「My ASSETS」のNGRC Tokenに反映されます。
NGRC TokenをUSDTにする方法は【手順6】のNGRC販売方法をご確認ください。
【手順8】USDTでBTCを購入する方法
以下、関連記事に解説をまとめています。
EUNEX1.0の解説記事となりますが、基本的な操作は新しくなったEUNEXも同じです。
【手順9】EUNEXのBTCを日本の暗号資産取引所(bitbank)に送金する方法
以下、関連記事に解説をまとめています。
EUNEX1.0の解説記事となりますが、基本的な操作は新しくなったEUNEXも同じです。
日本の暗号資産取引所はbitbankを例にして解説しています。
- BTC(ビットコイン)
【手順10】日本の暗号資産取引所(bitbank)でBTCを日本円に取引する方法
以下、関連記事に解説をまとめています。
日本の暗号資産取引所はbitbankを例にして解説しています。
まとめ
以下の通りメリット、デメリットをまとめとして記載します。
メリット
- 条件を満たさないといけないが、現金化は可能
- 1NGRC Tokenは約0.2679ドル前後で取引されている
デメリット
- NGRC Token取引ボリュームを満たすための、取引用USDTが必要
- 現金化までの作業が長期になる
- 暗号資産を取引(売買)する知識がいる
- 作業内容は単純だが内容を理解するまでが複雑
- 定量イベントがいつまで継続されるかが不明
- 定量イベントを申請する際の手数料(CHA3)が時期によって変化する
- 新型コロナウイルスによる世界経済停滞の影響を受ける恐れがある
- 情報を常に把握しておかないと出金できなくなる恐れがある
